妄想と現実と中距離恋愛

大学生の駄文です。

メッセンジャー

「ごめん、実家に携帯忘れたから」

そう彼からメッセージが届いたのはちょうど半年記念日の日。記念日だからとか関係なくくだらない話したいことが溜まっていたから今日は風呂から上がったら電話しようかな、と思いつつ携帯をのぞいた時だった。

しかし彼からメッセージが届いたのはいつも使うLINEではなく、Facebookメッセンジャー。所謂DMみたいな機能だ。

彼からメッセンジャーで連絡がくるのは付き合うよりももっと前、去年の夏以来だ。

彼氏でも好きな人でもなかったとき、初めてのデートをしたときのことを思い出した。

テスト期間、勉強に飽きてメール整理をしつつ昔のメールを見ていたときに数年前に彼と最後に交わしたメールを見つけた。今何しているんだろう、あのときのことを彼は覚えているだろうか。今なら許してくれるだろうか。

そんなことを思ったものの当時の私はLINEを知らず、知っていたSNSFacebookだけ。なぜか彼に会いたくて、無性に会いたくなって、

「久しぶり、突然ごめんね、何年か振りに会いたいな」

メッセンジャーでメッセージを送ったのだ。今思えばとんでもない行動力である。

それからデートまでの日数はくだらない話をしようとするも彼の興味のなさそうな返答(返すのが下手なだけだとわかったのはしばらくしてからである)に寂しさを感じてそんなに連絡をしなかった。

デートをしてからはLINEを交換し、たまに電話したりLINEをしたりが当たり前になっていたが、今になってメッセンジャーを見返すと恥ずかしい。赤面ものだ。自分が打っていたのにぎこちなくて目をそらしたくなる。

 

そんな感じで懐かしくも恥ずかしくなりながら

「なにしてんの(笑)携帯返ってきたらまた連絡してね」

と打った。絶対に返事が返ってくる、彼の塩対応に不安になる必要もないのだ、という安堵にも自信にも似たような感情を抱きながら。